Mazda RX-7 (FD3S)99.5〜
TYPE-RS イノセントブルーMc
03.6.19 KTS走行会報告
2002年は、組合の仕事が忙しすぎて全然走れませんでした。10月にあったautoazexドライビングクリニックwith
knight sports(茂原)も、体調不良のため欠席。今回がなんと20ヶ月振りのサーキットです。7月20日に予定されている「ALC
バトルオブ筑波」の練習に向けて練習しなければならない上に、20ヶ月のブランクが少々不安でもあり、できるだけ安全なサーキット・・・ということで、筑波1000を選びました。@niftyのFSPCARの走行会にも出てみたかったのですが、ちょうど休みの日に開催されるKTSさんの走行会に出走することになりました。
「ALC バトルオブ筑波」は結局休みが取れそうなくなってしまいました。逆に、今日がまた
今回の変更点 | |
シフト・カラー R Magic | 直前に入れました。 |
ラジエターキャップ R Magic | 1.1kg/cm |
クーリング・エア・ダクト | アンダーカバー・カット |
ファン・コントロール・リレー | |
油温・油圧計 |
入梅し毎日雨降りが続いていたうえに、台風6号の接近もあり、週間予報は「クモリ時々雨」。でも、太平洋高気圧の盛衰の周期からみると台風は東シナ海に追いやられる。ついでに梅雨前線も北上するだろう!とプログノを無視して自分勝手な予想を立てていましたが、大当たり!晴れて今年一番の陽気になりましたが、雨は一滴も降らず。終日DRYで走ることができました。
今回も、Sタイヤは4本装着済み。ノーマルタイヤはリヤの2本だけ積みました。
筑波1000は、今回で2回目の走行。他のミニサーキットとちがって、フラットなうえにエスケープ・ゾーンが広く、サーキット走行が不慣れな?私にはピッタリです。前回はストップ&ゴーで走りやすいなんて書きましたが、Gが残ったままのブレーキング、シフトダウン、切り返し等、結構ドライバーの技量が明らかになるサーキットでもあるようです。
前回は、途中でガス欠症状が出てしまって全開で走れなかったので、今回は携行缶に15Lガソリンを持っていきました。
モニターでテストを行ったLargusスタビライザー。 リアは2段階可変。フロントは固定ながら、今後ブラケットで 可変にできるパーツを発売するそうです。 |
パドックで準備をしていると、Largusの方が声を掛けてきて、本日、OPTION
2との共同企画でスタビライザーのモニターをやっているとのこと。前回の走行後、スタビの強化を考えていたのですが、リアのセッティングの方針が定まっていないので、「調整式」のものを狙っていたのですが、価格的に高すぎる(バネのほうが安いくらい)ため、諦めていたところでした。まさに「渡りに舟」で、テストさせてもらうことになりました。1回目走行後、交換してもらいます。
1本目走行
事前に車高は、F-前回とほぼ一緒、R-6mmUPにセットしてきました。これは、前回の日下部さんの指摘に合わせてです。リアは他のメーカーだともっと下げられるのでしょうが、OHLINS
PCVは、下げすぎるとリアが出すぎるので、前回より上げました。
最初は自分のセットアップを確認です。ショックは柔らかめでF-3, R-2(段戻し)、タイヤ(RE-540S)のエアはF-180kPa,
R-190kPaからスタートです。
ブースト圧は0.8kg/cm^2です。
20ヶ月振りのサーキット。それも今回は、ターボ車・初心者クラスからのエントリー(申し込みが遅れたので上級者クラスは一杯だった)ですので、周回遅れ多数。無理をせず1台づつパスしていって44'509で走行終了です。クリアラップも殆どなかったし、大人しい走りに徹してしまったのですが、ちょっとタイムはがっかりでした。
2本目走行
1本目終了後、ガレージにてLargusスタビライザー装着。さすがKTSのメカニック。走行前の45分であっさり装着完了です。気温も暑いうえにFDは各部とも非常に高温になるため、ヤケドしないように細心の注意が必要です。
タイヤのエアは、220に上がっていたので、210に調整。その他の調整は全く同じ。
コース・インすると、「気持ちよくノーズが入ってくれる!」。FD、特にV型の欠点の、ステアリングのダルさが見事に消えている!!リアが流れてもコントローラブルで非常に楽しいクルマになりました。
ところが、ノーズが入りすぎるので、逆にリアが出てしまって、コーナリング・スピードを上げられない・・・。いつものようにブレーキを残して突っ込んでいくと、リアの修正でスロットルを開けられない・・・。ここで踏むと完全にドリフトになってしまいます。
水温も100℃近く上がったので、クーリングラップを取った後、今度は「ガマン・ドライビング」に変えてみました。つまりは、スローイン・ファーストアウトです。直線で充分すぎるくらい減速し、向きが変わってからパワーに任せて立ち上がる方針です。
こちらのほうが、明らかにスピードの乗りが良い。ですから、タイムアップも望めると思っていたのですが、結局クリアラップが取れず、前半の「ドリフト・走行」の43'874のほうがタイムは上でした。
また、イロイロなライン、速度、荷重で進入を試み、ちょっとやそっとではアンダー・ステアは出ない、どこからでもパワードリフトに持ち込めることを確認し、次のドライビングの作戦を練っておきました。
3本目走行
ショックはF-2, R-1に上げました。また、今回からBOOST 0.85kg^cmにアップ。
この位置まで減衰を上げてもハネないということは、相当「抜けて」いるんだなあと実感しましたが、リアはかなり粘るようになりました。高い速度からブレーキを残しながら進入すると、イイ感じでノーズが入っていきます。向きが完全に変わる(クリッピング付近)までそのままだと、テールが出すぎてしまうので、適度なドリフトアングルが付いたら、さっさとパーシャル・スロットルを入れてそのドリフト角が大きくなり過ぎないように維持します。出口を向いたら、ドカン!とスロットルを全開にして直線的に立ち上がる。少々のパワースライドはカウンターで修正してしまおう!そんな走りに変えてみました。
これも、なかなか楽しく、43'357までタイムアップ。感覚的には、リアの減衰アップによってスライドがある程度抑えられて、乗りやすく、パワーを早くかけられるようになりました。
途中10周目にPIT INして、リアを柔らかめのF-2, R-3にしてみました。
これは、やっぱりリアがフラフラして、乗りにくい。当然踏めていけない!タイムも落ちているかと思ったのですが、意外や意外、43'192でタイムアップしていました。
前回(20ヶ月前)のタイムはここで更新。
4本目走行
ショックはF-2, R-1に戻しました。リアのトラクションを稼ぐのは何か手段はないか?と考えて、リアに15mmのスペーサー装着。さすがにターン・インでフロントに荷重が乗っていないと、アンダーステアが出るようにはなりましたが、1〜2コーナーでも、ガンガン踏んでいけるようになりました。でも、まだトラクションとリアの安定性がが欲しいですね。リアのキャンバーは-1.5°にしてあるのですが、まだ、タイヤは外べりしていますので、もう少し寝かせたほうが良さそうです。
この回はコンスタントに43秒台が出ていて、8週目の43'023が、本日のベストラップとなりました。
走行終了後、Largus スタビライザー取り外し。ブレーキやマフラーどころか、タイヤやボディそのものまでとてつもなく熱くなっていて、KTSの方たちも苦労されていました。(自分でやったら火傷だらけだろうな・・・)
本当は、着けたまま売ってもらいたいくらいですが、ノーマル・スタビとの比較も行って、特にリアのセッティングを煮詰めて行こうと思います。そしてスタビに手を染める時には、必ずやLargusを指名します。
5周くらいでタイヤのタレは感じますが、2〜3周あたりだと、温まっていないせいか、人間のほうの問題か、まだベストにはならないようです。
水温は、10周くらいで100℃になりますが、そこでクーリングLAPを取って、95℃まで下げてやると、上昇は止まり、97℃くらいを維持しています。前回のTC1000の条件に比べると外気温度は格段に暑いのですが、この程度冷えてくれれば充分でしょう。(もっとブーストを上げるとなると別ですが)また、休憩時に80℃まで10分ほどで下がるのは、ファン・コントロール・リレーのおかげです。
油温のほうは108℃までしか上がりませんでした。現状でできる冷却対策はやり尽くした感がありますが、当面はこのセッティングで行けそうです。
次は、やはりリアのトラクションアップ。ショックアブソーバーは冬の間にオーバーホールに出す予定にしていますので、減衰力アップとショート・ストローク化を検討しています。それまでの繋ぎにはリアのキャンバーとバンプラバー変更でしょうか?
20ヶ月振りのサーキット。最初、チャランポランなドライビングでしたが、最後にはソコソコ慣れてサマになってきました。できればもっともっと走りたい!走らないと、タイムは伸びません。今日1日で1秒以上のタイムアップが図れるということは、まだまだ捨てたモンじゃないということでしょうか?「ALC
バトルオブ筑波」の出場は難しいところですが、なんとか時間を作って、これからも走っていきます。
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