Mazda RX-7 (FD3S)99.5
 TYPE-RS イノセントブルーMc

01.10.16 autoazex Driving Clinic with KNIGHT-SPORTS報告

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 ようやくSタイヤもGetし、11ケ月振りにサーキットに戻ってきました。もっと早くに復活したかったのですが、気温が高い間は、何週もアタックできないし、タイヤも勿体ないので・・・。
 

今回の変更点
Sタイヤ導入 BRIDGESTONE POTENZA RE540S R F:235/45R17 R:255/40R17
ホイールは純正8JJ-17 8.5JJ-17
ブレーキ・パッド WINMAX Super Zger
クーリング・エア・ダクト製作 自作
ミッション&デフオイル SUNOKO RACING GEAR 75W-90 & 85W-120
ホイール・アラインメント 標準に戻しました
アーシング 自作


 今回は天候良好!10月としては気温は高めなものの、エアコンをかけなくても充分涼しい秋晴れです。
 走行時間帯は午後なのですが、例によって都内の渋滞を避けるため、早朝に家を出て筑波に向かいました。Sタイヤは4本装着済み。ノーマル・タイヤは4本積むと他の荷物が積めない(FCよりちょっと狭い)ので、リヤの2本だけ積みました。
 早めに谷和原ICをパスし、筑波山を軽く流してからサーキットに向かいました。

POTENZA RE-540S装着。さすがSタイヤ。グリップはまるっきり違います。Rコンパウンドなので、
温まる前からソコソコのグリップもあります。逆に連続走行では、アライメントの悪さもあって、結構タレて
きました。
 往きは慣らしを兼ねて装着して自走で、帰りは車内に積み込めないので、リヤだけ交換して帰って
きました。FCは余裕で4本積めたのに・・・。
自作Coolong Air Duct装着。フロント部から覗いています。光っているのは、スキマを埋めるための
アルミテープ。


 筑波1000は、筑波2000(本コース)の裏、東コース跡地に昨年オープンした、新しいコース。春のautoazex Driving Clinic with Knight Sportsでも使用されましたが、この時は私は出席できず。従って今回が初走行になります。

 外から見たコースの印象は、まず「見晴らしがイイ」ことです。茂原や那須のような土手や山がなく、アップダウンもなくほぼフラットです。コース幅も充分あるし、フェンスまでも距離があるので、コース・アウトしたとしてもダメージは少なそう。実際1度だけ飛び出してみました?が、グリーンも充分で、全くダメージがなく、復帰も容易でした。最初はコースの他の部分を走っているクルマが気にならないか、若しくはコースアウトしたクルマが飛び出してこないか心配していましたが、確かに気になることははなりますが、慣れてくるとかえって他のクルマがいつ頃近付いてくるのか見当がつくので、楽でした。

 他の部分でスピンした車両が飛び出してくることは、全く無いとは言い切れませんが、コース全体のスピードガ低いうえに良く見えるので、心配はありませんでした。

 コース全体の印象としては、まず走りやすい。本コース(筑波2000)と似ていて、どちらかといえばストップ&ゴーのコースで、休むところもあるし、非常に走りやすいコースです。その分、タイムを出すためのポイントがつかみ難いのも確かです。

スタンドがないので、コース全体を上から見渡すことはできませんが、全車どこを走っているのかは見ることができます。また、パドックも広くトイレ等の設備もキレイでした。

今回走ったTSUKUBA1000。


1本目走行

 もうコース・アウトもイヤですし、タイヤの限界も分からないので、最初はゆっくり走りはじめました。タイヤのエア圧は冷間でF200,R220と高め、ショックはF3段(戻し),R4段で走行開始。
 サスは結構グニャグニャの印象。こんなに柔かったっけ?と思いながら、BMW M3に追い付いたのですが、パワーをかけるとラインがブレてしまい、なかなか抜けません。トップグループが追い付いて来たので先に行かせ、その後についてM3を追い抜き、全開に入りました。しかしながら、トップ・グループに付いて行けない!あれ?今日はタイヤは同じはずなのに・・・。
 ターン・インでもコーナー出口でもリアが出過ぎるのです。
 結局、44'161でGT-R×2、ランエボ×2、FD×1に続いて6位のタイムでした。

 1回目走行後、エアはF250,R260まで上がっていましたので、F230,R240に下げ(まだ高め)ました。ショックの減衰は、F2,R3に一段づつ上げました。昨年の茂原では、立ち上がりでのリアのトラクション重視で、リアを柔らか目にして成功していたものですから。

日下部保雄氏デモラン

日下部保雄氏デモラン さすが元ラリースト。いつもながら、いきなり乗ったクルマを、意のままに振り回して
しまうコントロールの正確さには全く脱帽です。
 センター・コンソール(エアコン・ダクトの左下)にあるのはG-Meter(秋月電子製キット)です。VTRで解析を試み
したが、この位置では、読み取れませんでした。

 今日は日下部氏に、私のFDに乗ってもらいました。

 もっとカッ飛んでくれるかなあ?と思っていましたが、3週目くらいでクルマの限界に近付いて来ると、ターン・インでお尻が出過ぎ、ドリフトを維持したまま(この辺りのコントロールはさすがです)クリップを過ぎて、立ち上がりでパワーがかけられないようで、逆にタイムが伸びません。私より速いのはあたりまえですが、1秒以内の差でした。(次の走行で追い越すことができました)

 「リヤが出過ぎますね。リヤのキャンバーが足りなくて、タイヤのグリップが出ていない。フロントの入りは良いので、リヤの減衰を上げたほうが良いでょう。」とのコメントでした。確かにリア・タイヤ(特に左)は、手で触っても明らかにアウトサイドばかりが熱くなっていました。

 脚まわりを換えて、前回茂原を走ったあとで、アライメントはメーカー基準値内に戻していたのですが、大はずれだったようです。車高を下げた分、リアのキャンバーは−1.5度になっていたのをほぼ0にしていたのです。これも教訓。セッティングのお勉強ですが、ちょっと悔しい。

 コーナーの出口でリアのトラクションを稼ぐには、脚を動かして接地性を良くするものだと思っていましたが、ターン・インで滑ってしまうとトラクションの掛けようがないので、もう少しロールを押さえる(スプリングのレートを上げる)方向のセッティングが良いだろう、とのことでした。

右:走行後、日下部 保雄氏のレクチャーを受ける。今回は、クルマに関してでしたが、毎回大変参考になります。


2本目走行

 日下部さんのコメントを聞いてから、セッティングを換える間もなく(全く同じセッティングで)コースイン。調子が出てくるまで2〜3周、遅いクルマだけパスし、前方クリアで全開!ところが、左リアが早速タレている!それでもコントローラブルなので、楽しいのは確かなのですが、やっぱり速くない。左にウェイトのかかる右コーナーは、左と比べて明かにスライドが大きく、その分遅いのです。特に2-3-4コーナーは結構攻めていけるので、もっと粘って欲しい。逆に左コーナーの7-8-9は、リアがグリップし過ぎる感じで、突っ込みきれていません。
 なんとか0'642アップして、43'519で再び6位のタイムでした。

3本目走行

 ショックはF2段(戻し),R1段で走行開始。ターン・インでリアは出るが、クリップあたりでハーフ・スロットルにすると、すぐにニュートラルに戻る。フル・スロットルにすれば、パワ−・オーバーでドリフトが維持できる。基本どおりで面白くもないが、これが速いんでしょう。個人的にはもっと早くにスロットルを開けられるほうが嬉しいんですが。その分ストレスがたまるのも確かです。次回はキャンバーとスタビでそのようなセッティングにしてくるつもりです。エアは2回目と一緒。クルマの限界に近付いてイマイチ攻めきれていない感じでした。

 そのうち、左ターンの8コーナーでついにガス欠!この時点でメーターは、半分を少し切ったくらいでした。走行後には、半分以上。I型の美祢の第2ヘアピンと全く一緒です。V型はガス欠が出ないとの噂もありましたが、やはりRSではV型後期(車台番号によるらしい)以降でないと対策されていないようです。次回は携行缶にガソリンを持っていこう!
 その後は、タイヤのタレていない左の7-8-9コーナーで突っ込めなくなって、最後はタイム・アタックできませんでした。 

 なんとか0'228アップして、43'291で総合でもやっぱり6位のタイムでした。


 FD最速のIさんから1秒以上の遅れ。触媒やインタークーラー(Vマウント)の差でパワーはむこうのほうが上なのでしょうが、タイヤは全く一緒。FCの頃は同じようなタイムだったので、Iさんはどんどん速くなるのに引き換え、私は・・・。
 もっと走り込みが必要のようです。

 そろそろ、山からは雪便りも聞こえてきていますので、来月は走行会は無理かなあ?FDでザウスと富士見パノラマに通うことになります。でも、来年は少し気合いを入れて頑張ります。


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